【第7期】第1回グローバルプロフェッショナルズ 講座記録

2012年519

【開催概要】
■人間力講座
 「タイムマネジメント戦略」
 講師:山本 学 山本国際マーケティング研究所代表、中国首都経済貿易大学工商管理学院客員教授、遼寧大学大学院(MBAビジネススクール)客員教授、当公開スクール校長

■マーケティング講座
 「パナソニックの商品開発戦略〜”ゴパン”」
 講師:古長亮二 パナソニック(株)コミュニケーショングループ宣伝企画チーム 参事


「Action Now !!」

グローバルプロフェッショナルズ創造戦略プロジェクトの第一回講座が5/19に開催された。
今年は開講以来第7期目を数える。今期は総勢60名を超えるメンバーでのスタートになった。
第7期は女性受講生の比率が約5割と非常に高い。アジア各国では優秀な人材には女性が多い印象があるが、
今期の受講生の構成がそれとダブル。

例年通り開始直後から山本校長の声が響き渡り講義がはじまった。


1.第1回人間力講座講義録 「タイムマネジメント戦略」

  講師:山本 学 山本国際マーケティング研究所代表、中国首都経済貿易大学工商管理学院客員教授、遼寧大学大学院(MBAビジネススクール)客員教授、当公開スクール校長

■Action Now !!
今世界はめまぐるしく動いている
アジア諸国の青年は、シンプルで、率直で、ブレがない
これまでハッピーに生きてきたと自分に言えるか?

人生は一回しかない、瞬間の蓄積
一瞬も一生も美しく(資生堂のコーポレートメッセージ)
常に自分たちが問われていると考えるべき

『Action Now !』

自分の時給を知っているか?
給料は自分の能力の評価額。年収2000万欲しければ、能力を発揮せよ。

「時間」・「人生」・「金」= Even Value

自らの豊かさを高めることは人を助ける力(奉仕)に。
自分の最大の顧客は誰か?雇用されている理由は?

自分の雇用の価値、雇用の根拠を理解する。最大価値の創出を!
360度 周囲を見渡せる力を。同じ距離から見る視点を持ち、円周を作りあげろ。

情報 = Intelligence

消化し、分析し、加工する。何度も引き出すことで武器になり、知恵に変わる。
日本の文化レベルは高い!その環境を活用出来ているか? 活字との接点を持て!

自分がどんな表情をしているのか知っているか? ハッピーな顔、怒った顔、笑った顔。
自分を褒められるぐらい自分のことを知るべき。(目標成就への道となる)
全身が見れる鏡持ち、自分の後ろ姿も管理しろ。自分の生涯を写真に描け。

売上げの目標管理は人生と同じ。会社が社員一人へ払う、給料の5〜7倍は必要。
サン・マイクロシステムズは18名で世界的企業に! 世界中をステージと考えろ。

人生、時間、命には限界があるが、魂には限界がない!

「戦略」とは元は戦争用語。どちらかが勝って、負ける、倒していけ。
戦略に長けたドイツでは、今も優秀な存在が育っている。

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ビデオ講習
〜有限性のある時間枠で挑戦するための原理・原則について〜
「戦略的目標管理」
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唯一の顧客とは?
「家族」
自分がHappiness であることは 家族のHappiness に繋がる。
24時間Happinessでいるための努力を!

人は反応の動物。目標をクリアする為には、人の手助けは必要。

〜ザッポスの奇跡〜
タイの青年が靴の通販で売上げでトップセールスに。
コールセンターを店頭で受けるサービスのように丁寧に対応、顧客満足を高め成功した。

これからは2割圧縮したタイムスケジュールで生活をすること。

人の批判はしない!批判をするべきは自分自身に!客観的な目線を持て!
後からやるは嘘。自分を信じろ!確信しろ!

『Moment of True 真実の瞬間の蓄積』

Desire(野心)本能に近い欲望が大切 → 目標により近くなる。
具現化しやすい環境づくりを心がけよ!

・情報収集、活動、スピード

Proactive Behavior 2、3歩先を読む情報収集活動を心がけよ。

行きたいときにすぐ動く → 遠くの人に会う、直接コミュニケーションをとる。
すべての経験値は自分の自信と力に!

自分のDesireはなにかと問え!自分のStrong pointは?

学ぶことは真似ること。

たくさんの友を持つこと、それが強みとなる。

自分の雇用根拠、雇用の要因を理解する 自分の能力とは?
考え、整理し、自分にインプットする!

両親へ想いを馳せろ!一瞬でも、一秒でもいい、他者へ想いを馳せられる人間に!
積み重ねて、継続することが豊かなハートを育てる。
日本人は両親への想いが足りない、中国や韓国では文化として根付いている。

確実に想いを具現化する!


2.第1回マーケティング講座 「パナソニックの商品開発戦略〜”ゴパン”」

 講師:古長亮二 パナソニック(株)コミュニケーショングループ宣伝企画チーム 参事

マーケティング講座受講前に山本校長からのコメント

マーケティングとは従来は「需要と供給」「ProductとPrice」という考え方。
〈現在〉Product → Commodity  Price → Cost
市場構造は「人口」「社会」「経済」「競争」「情報」とロジカルな思考で考えろ!

■大ヒット商品「GOPAN」について
米からパンが作れるという、従来ない機能が注目のライスブレッドクッカー。
小麦より水分量が多くヘルシー、玄米でも出来る。和食にも合う。

■商品開発の経緯
三洋電機は炊飯器が大方の事業を占める。
鳥取という土地柄、社員は農家の長男も多く、自身で米を生産し、炊く機械をつくる。

近年、お米を食べる人が減った(パン食が増えた)
自給率50%を達成したいという三洋電気の想い(米をつくりつづけて40年)
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2003年 米粉ベーカリー販売へ
     米粉が市場に出回らないという現状(お米を細かい粒にするのが難しい)
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2007年 プロジェクト断念
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2008年 発想の転換 米のエキスパートからの助言
     米を粉にするのではなく、炊飯器のように水に浸すのでは?
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 ↓   全自動化 モーター開発 他事業所との連携
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2010年秋 発売
      三洋グループ全体のリソース活用の結晶!

2009年当時、ホームベーカリー市場45万台に対し、炊飯器は560万台。
ホームベーカリーではなく、炊飯器に近いものとして「GOPAN」を位置づける。

■新しいお米の消費スタイル
お米への想いとともに連綿と続くブランドに育てたい。

「食料自給率の向上」「朝食欠食改善」「地産地消」の3つを掲げ社内体制を強化。
米の生産者や、自治体、政府に積極的に働き掛け、
一部の自治体では、GOPAN購入ための助成金制度なども実施。

国内外での各種イベントの出展や、子供たちへの食育授業、
様々な形で商品を貸し出すサービスや、試食イベントなどで啓蒙活動を行った。

その努力が実り、発売2ヶ月で10万台を突破
(その後も売上げ、ホームベーカリー市場45万台中の17万台に)

■GOPANプロジェクトからの学び
Vision 想いは人を動かす
Communication 汗をかく、意見を発信する
Nothing is Impossible 失敗を怖れない心
Success 成果・実感が求心力

本田宗一郎の言葉 Be someone Who Tries


■山本先生のお言葉〜
継続していくことが大切。人を巻き込み、ニーズの存在をキャッチアップ。
「Specialist」ではなく「Generalist」であれ!そして「Speciality」をたくさん持ち、総体的に考える力を!

来年の2月まで目的を見失わずに突っ走れる受講生と、やむなく脱落するメンバーが出てくると思う。
一人でも多くの受講生がグローバルプロフェッショナルとして巣立つのを楽しみにしたい。