第10期第1回目の講義議事録

人間力講座&マーケ感性講座「戦略的目標管理&グローバル市場環境に於けるマーケティング発想」
講師:山本 学  山本国際マーケティング研究所 代表

●講義内容サマリ
・マーケットのロジックを、頭の先から、足の先までキープしてほしい。
・生を受けたからには、「マスターピース」を作る野心を持たないといけない。
・強力なチャレンジマインドを。
・1分1秒が大切であり、何事もChallenge now。
・脳と、行動力によって、言語を超えたHuman Communicationが可能になる。「バカ」は世界を小さくする。
・「情報」のレベルを、informationからintelligenceまで引き上げなければ宝の持ち腐れ。
・人間力形成のためのマーケティングを学ぶことが、このGPのビジョン。

・組織に入ったら偉くなれ。男も女も関係ない。

・かつて20時間かけて調べに行かなければ行けない情報を、スマホで調べられる時代。
・それでも、知りたい、会いたい、行きたいと思ったら、行ってコミュニケーションして来い。
・自らの目で、肌でコミュニケーションする経験はエネルギーになる。
・世界一周に40時間もかからない。地球を利用し、賢くなれ。脳細胞を、若いうちからいじっておけ。

・勉強は自分を養うための材料。
・通信機能上の言葉は、流れてしまって残らない。
・一日15分でいいから、紙の活字に目を通すこと。脳がconsider, thinkする時間を。

・姿鏡を買い、自らの足の先から、頭の先まで見る。自分が、どんな顔をしているか知っているか?
・目の前にいる人は、自分の頭の先から、足の先まで見ている。そこで判断される。

・順位の競争は過去のもの。勝つか、負けるか。稼ぐか、否か。

・「市場」…しじょう、いちば。
・マーケットの研究は、1960年代までは「需給バランス」の主眼。その後は市場の構造やサイクル、市場の展開に視野。
・イチバ=モノが売られる場所。シジョウ=構造。4Pの中心はProductから、Place/Channelへ。
・オムニの時代。買い手、売り手のチャネルの複雑化。
・シジョウは構造に左右される。たとえば、人口構造。日本の人口の実態は?(都道府県、年齢、男女・・・)
・商圏の実態は人口構造に左右される。たとえば、来店頻度を上げるための手段は商圏の実態によって変わる。
・世界の、アジアの人口構造を知って欲しい。経済の構造がそこにある。
・相対的な日本経済。仕組み、アベノミクス・・・机の上の理解では足りない。「私はこう見る」と主張できるレベルになる方法は、日々の学習以外にない。
・市場とは何だ? 人口、経済、政治、社会、として情報構造。これらの理解が必要。特に企業を起こそうとするならば必須。

・今、期待される人材とは、優秀な人材とは、期待されるものとは?
・大きな銭儲けがしたい⇒それ以上の哲学が必要。
・グローバルで通用するためには、常識(common sense)=ライフスタイルマナーと良識(consciousness)=善悪の判断を身につけている必要がある。
・自分の強み、会社の強み。SWOT分析、弱みなんか知る必要ない。Strengthがあったら、それを1,000%に。
・My philosophy is…と語れるくらいの自分の哲学を。
・具現化せよ。何を、どこで、何のために。

 

マーケ感性講座 「グローバルマーケティングの理論的枠組み」
講師:大石 芳裕 明治大学経営学部教授

1.グローバルマーケティングの進化
・国内マーケティング
・延長マーケティング
現地向け修正
部分現地適応化
完全現地適応化
・グローバル標準化マーケティング
・地域マーケティング

・グローバルマーケティングは国際マーケティングの現代的姿態。
・「海外市場」は存在しない。あるのは、タイ市場、インドネシア市場、マレーシア市場・・・

・「現地化」では勝てない。日本企業の言う「現地化」は半分は現地スタッフへのメッセージ。
・マスコミは現地化で成功した事例を取り上げがちだが、現実には現地化では現地企業に勝てない。日本の持つシステムやSCMを駆使しなければ。
2.複合化戦略
・複合化(Duplication)=世界標準化と、現地適合化のそれぞれの長所を融合したもの。
・ハイブリッド方策(市場よって異なる「ネスカフェ・ゴールドブレンド」)、共通要素方策(VWの自動車共通プラットフォーム)、複数ライン方策(SonyのBraviaキャンペーン)、共通分母方策(高級車、大衆車)、SCM方策(lead time短縮による収益最大化)
3.複合化戦略の分析枠組み
・環境論アプローチから、製品・産業要因、企業要因へ。
・羅列的から、階層的な視覚へ。
・「経営者の意思決定」が最大要因。

以上