2012年12月15日
【開催概要】
■マーケティング実践講座
「アジアで負けない三流主義」
講師:森 幹夫 クラウンクラウングループ社主・CEO、海外日系新聞放送協会副会長、
アジア経営者連合会理事、シンガポール日本人会理事その他役職多数保持
シンガポール在住30数年
・会社の名刺を除いた自分「森幹雄」がどんなものか知りたくて、会社を辞めて渡米。
それが大きな理由。
・日系企業の入っているビルにオフィスを構えた。
ビル内のオフィスで営業
ランチタイムに情報収集
トラックに会社名を入れて、オフィス街、住宅街、日本人学校を回らせた
・海外転勤はエリートだった時代
本人は仕事だからいいが、家族はストレスを抱えていた。
文化・習慣が分からず、自殺される方が結構いた。
・情報誌「ハローシリーズ」
会社を作ってから、2,3年後に日通やヤマトが進出。
荷物を運ばずに、情報を運ぶ方へ。
・知らないから新しいことが出来る
業界を知っているとしがらみなどがあって出来ない。
・アジア主要統計
日本のGDP(名目)は第3位
GDP1人あたり$3000近辺で、ガラッと変わる。
シンガポール:$42000
・シンガポールがどんなすごい国か
日本はシンガポールに学ばなければいけない。
住みやすい国 世界第1位
法人税 17% (日本は50%ぐらい)
キャピタルゲイン課税なし
相続税なし
・日本を抜いて、どんどん引き離しているのか?
その源流は、建国の時にある
元々、イギリスの植民地だった。
中国人(華僑)が多い
マレー連邦から追い出された。
独立・建国の時から危機感があった。明日なくなってもおかしくない。
先へ先へと考えて生き残ってきた。
正しい道(王道)を歩くことで成功してきた。
・板の橋の例え
ホールのフロア内なら渡れる
ビルの高さの橋だと恐れて渡れない
→恐怖心がある。失うものがなければ、関係ない。
・日本の企業はパーツを作るのはうまい
広めていくのは弱い
・テレビ事業を開始
シンガポールに2013年2月に開局しようと準備中
日本の各局からも出資してもらう。
これも素人だから出来る。
・スーツケースの話
会社を作って1年で家を買った。
誰も引っ越しをやってなかったので、ルールを作った。
1ポンドあたりいくらと提示
コスト3割、利益7割 → 今は逆転している
■アジア進出
スリランカ、ミャンマー、フィリピン、カンボジア
国旗をみつめる。色合いで覚える。
→好きになる。言葉だけでなく、頭の中にビジュアルをおく
・「吐」言葉をはく
くちへんに+と-。プラスとマイナスのことを言っている。行動もしている。
↓
マイナスの言葉は言わない。行動はしない。
自分のやりたいことを十回言う。
プラスの行動をしていると必ず夢は叶う
■ラジオ局
自分(森さん)をプロパガンダに使えと言った。つまり、メディアを規制していないというイメージ作り。
日系企業(の家族)向けにメディアを提供。
・震災の影響
日本人に向けて必要な情報を提供できる
・2人の命を救った話。
自殺しようとした母子が、FM局から流れてきた美空ひばりの曲で思いとどまった。
そのエピソードは、当時知らなかった。後にリスナーへのプレゼントで、そのお母さんが
当選した結果、分かった。
■テレビ局
・3.11のこともあった。
震災発生時に日本にいた。
・「いただきます」と「ごちそうさま」を言う文化は、日本だけ。
いただきます:命に感謝
ごちそうさま:料理を出してくれた人に感謝
・日本の素晴らしさをアジアの人に知って欲しい。
知識だけ持っていたら、使われるだけ。
・サクセスした人がエリートである。
将来どうしたらいいかを探すために、土曜日にここ(GP)に集まっている。
議事録担当:助光 康大