第12期第9回目の議事録

第9回GP議事録(2018年1月20日)

第2部「買わせる発想:購買意欲をひき出す生活者価値革新という発想」

講師:岡田 庄生様
(株式会社博報堂 ブランド・イノベーションデザイン局 コーポレートコンサルティング部 ディレクター)

■生活者とは?

・「消費者」「生活者」という2つの捉え方があるが、博報堂では1981年から「生活者」という言葉を使っている。
・「消費者」とは、企業から見て「我が社の商品を消費する人」という意味を持つ。モノを出せば売れる時代、
「どう買わせるか?」という視点からみた呼称である。
・一方で「生活者」とは、「豊かな生活をするために商品を選んでいる者」という意味である。
生活者は「豊かな生活がしたい」と思い、そのために「これが欲しい」と思うという発想を持つ。

■生活者価値革新とは?

・あらゆる企業がイノベーションアイデアを求めている。イノベーションという言葉を聞くと技術イノベーションが
思いつきがちだが、技術イノベーションはすぐに実現するものばかりではない。
・一方で、技術そのものは大きく変わらなくても、生活者への提供価値を変える「生活者価値革新」という考え方もある。
・イノベーションにおいては「生活が変わるか?」が大事。自分の生活にイノベーションを感じるものしか人は心が動かない。
生活がちょっと良くなる予感(生活イノベーション)がマーケティングには大事である。

・モノがない時代(昔)は技術革新によって必ず生活が変わった。モノがあふれる時代(今)は生活が変わるとは限らない。
そもそも生活に不満はない。技術に力を注ぎ込むだけではなく、生活にイノベーションを与えるという視点が重要である。

■生活者発想の3つのステップ

生活者発想においては以下の3つのステップが重要である。

○具体的なエピソードを考える
○人の“キモチ”に変換する
○シンプルな一言に絞り込む